逆算で1日のスケジュールを組む

有能なエンジニアは企業から独立し、フリーランスになることが少なくありません。フリーランスの長所は自分で日々の働き方を決められる点であり、スケジュールも自由自在です。一方、会社員とは違って就業時間が定められていないため、すべて自分でスケジュールを決める必要があります。さらに、プロジェクトの進行具合を管理する上司やアドバイスをくれる同僚もいないので、納期の管理や日々のスケジュール設定もすべて自己責任です。

スケジュール管理を捗らせるためには、全体的な納期の確認が欠かせません。最終的な納期を確認したらそこから逆算する形で今月の仕事量を算出し、それがわかったら今度は今週の仕事量を決め、さらに逆算を進めて1日のスケジュールを設定するのです。

そのほか、全体的な業務時間から1日あたりの業務時間を算出するスケジュール管理術もあります。たとえば、納期まで2ヶ月しかなく、全体的な業務時間が300時間ほど必要である場合には300時間÷60日と計算すると、1日あたり5時間ほどパソコンに向かえば十分間に合うという結果がわかるのです。休日が設定されていない、大まかな業務時間しかわからないデメリットはありますが、全体的な時間と仕事量から逆算することで普段の行動を管理しやすくなり、毎日の目安が客観的にわかります。予定よりも早めに業務を進めれば全体の業務時間も減るため、定期的に納期までの仕事量を確認して計算しなおすことも大事です。